2011/12/15
最近見かけたあるサイトでまちがえだらけの外構工事というところがありました。
よく見ても、自社がいかにいい仕事をするかという広告みたいな印象で説得力がないものでしたが、協賛できるものもあります。
外構やエクステリア工事をデザインで選ぶか・価格で選ぶかというところでした。
デザイン性だけではなく家とマッチした外構作りも大事なことですが、デザインによっても構造上問題のあるものが多数あります。
あまりにもデザインの良い門柱など、どこに鉄筋が入っているのかと疑問があるものも多数あります。
特に、風窓などの設置個所には構造上の決まりもあり、このデザインだと絶対にダメというものもよく見かけます。
デザインだけにこだわると、使い勝手も悪くなる場合もあるので、よく考える必要もあり価格も割高になってきます。
こんなにかかるのとびっくりすることが多いと思います。
そして、一番怖いのは価格です。自社で一貫施工しているので安いというところがありますが、その分経費もかさむのでそんなには安くできないと思います。
できるとすれば、かなりの手抜きをするのも間違えありません。
以前書いたことがありますが、土留めや門柱のブロック基礎をしているときに、鉄筋などをL字できちんと配筋するのですが、それを見たある業者は、なんでそんなことをするのかと聞かれたことがあります。
そして、うちではそんなことをしたことは一度もないなどと言うのでこちらがびっくりしたことがあります。
きちんとした構造を理解していない外構業者も多くあり、選定するときには注意が必要です。
高いからやデザインで選ぶだけではいけないということです。
しっかりとした、資格、特に土木施工管理技士・建築など国家資格をもったところは、いろいろな面で構造などきちんとした知識をもっているので安心して頼めると思います。
資格でも注意が必要なものもあります。エクステリアプランナーというものがありますが、国家資格でもなにもなく講習などを受けて試験を受けるだけですので、構造などの知識はありません。
ですが、名前はいいひびきがしますね。それだけでだまされてはいけないと思います。
世の中の大半はまちがえだらけの外構ばかりです。きちんとした外構知識をもち、施工も信頼できるところを選ぶのも大変なことです。
特に建売などは注意が必要です。安いから仕方がないと思われる方がいると思いますが、そうではないということだけは知っておいてほしいものです。